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ゴムのマシニング加工とは?
特徴やメリット、フライス加工との違いを解説
ページ公開日: 2020-08-11
ゴムのマシニング加工とは?
ゴムや樹脂などの代表的な加工法のひとつに、「マシニング加工」があります。従来の「フライス加工」などの加工方法とは異なる、自動化された新しい技術によるものです。
ここでは、マシニング加工の特徴やメリットについて、愛知県の工業用ゴムの加工・試作業者の福山ゴム工業が詳しく解説します。

マシニング加工とは?

マシニングセンター
「マシニング加工」は、マシニングセンターという機械を用いて、さまざまな材料を1台で切削(せっさく)する加工方法です。穴を開ける、曲面を切削する、といった複数の工程を1つの機械で行えます。効率的な作業が可能な数値制御工作機械によるマシニング加工は、いまや「ものづくり」の中心になっているといっても過言ではありません。
 
ゴムという素材は、ささくれやすいため加工するのは容易ではありません。しかしマシニング加工は、用途に応じて必要な工具を自動で交換しながら加工できるため、複雑な設計でもきれいに仕上げられます。

フライス加工との違い

フライス加工との違い
マシニング加工と似た切削加工に「フライス加工」があります。これは従来ある加工方法で、フライス盤という機械を使って加工を行います。
 
フライス盤の主軸に付けられる工具は1種類のみで、手動で工具を交換しながら加工を行うのに対し、マシニング加工では複数の工具を取り付けた切削方法で加工していきます。
この際に使われるマシニングセンターは、工具の自動交換機能を持っているため、加工目的に合わせて工具を交換する必要がありません。

マシニング加工のメリット

マシニング加工のメリット
人が操作して加工する場合、経験不足によるミスや、不注意からの操作ミスが出てしまう可能性があります。しかし、マシニング加工では、他の切削加工と違ってマシニングセンターを用いて加工します。
 
マシニングセンターの大きな特徴として、「自動工具交換装置(ATC)」と呼ばれる自動コントロールシステムがあります。この機能によって、作業員が必要に応じて異なる工具を交換する必要がないため、人的ミスの回避や事故を防止できます。

マシニングセンターの特徴

ゴムや樹脂、プラスチックなどの素材を切削加工するマシニングセンターには、工具の付け方により横形と立形のものがあります。
横形マシニングセンター
立形マシニングセンター
特徴
3~4軸で水平方向に稼働でき、精密部品の加工などに向いている。
素材を上部から切断していく。
横形よりも小さく導入しやすい。
デメリット
大量生産に対応できるが、重い素材の加工には向いていない。
切りくずの対策のため、回転速度や部品の工夫が必要。
ほかにも、大型の加工に適している門の形の「門形マシニングセンター」や、セッティングの工程が1回でできより多様な加工ができる「5軸制御マシニングセンター」など、さまざまな種類があります。

ゴム製品のことでお困りの方は愛知県の福山ゴム工業へ

福山ゴム工業株式会社
マシニング加工は、数値化された設計に基づき加工できる方法で、加工が難しいゴムの場合でも精度の高い製品づくりが可能です。また従来のように作業員が手作業で交換していた工具をマシニングセンターの利用で自動化するため、ヒューマンエラー防止になります。
 
既存のゴム製品が抱える課題や問題点がございましたら、まずは福山ゴム工業にご相談下さい。これまで培ってきたノウハウを駆使して、お客様の抱える問題解決に向けて全力でサポートいたします。
 
また、製品の材料選定のご相談も承っております。ウレタンゴム・天然ゴム・耐油ゴム・耐摩耗ゴム・シリコンゴム・フッ素ゴムなど、多様な素材からお客様のお悩みにあったものでご提案します。お気軽にお問い合わせください
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