工業用ゴムの加工法とは？切削や旋盤、焼付・ライニングなど解説｜福山ゴム工業株式会社

ゴム製品の加工には大きく分けて2種類あり、金型を製作して成形する「金型成形」と、ゴムから余計な部分を削っていくことで製作する金型不要な「切削加工」があります。

工業用ゴムはワイパーやオイルシール、ホースなど自動車産業を中心に、さまざまな分野で利用されています。昭和62年創業の福山ゴム工業では、これからもゴムへの好奇心を忘れず、お客様のニーズに合った製品をご提案いたします。

切削加工はゴム素材を刃物で削っていき、形を整えていく加工法です。金型成形と比べ、金型が不要となるのでイニシャルコストが抑えられ、小ロットでも低コストで製作することが可能です。

たとえば、規格の変更が多い場合やサンプルの作成だけでしたら、切削加工で生産することが多いです。

切削加工は平面的な削りや円形状など、さまざまな加工法があります。福山ゴム工業では、お客様の課題を解決するために、プロッタ加工やトムソン打抜品など多くの加工技術でご要望にお応えいたします。

図面データをCADで入力し、プロッターマシンの高精度センサーがカッターで材料をカットする方法です。コンピューターによるカットですので、複雑な形状でも対応可能で、加工断面もきれいで、比較的加工速度もスピーディにできます。角に丸みをもたせたい製品などには不向きですが、CADデータがあれば小ロットでスピーディに製造することができます。

薄い金属板を打ち抜きたい形に整え、それを木の板に取り付けたものを「トムソン型」といいます。このトムソン型をプレス機の圧力で、型抜くのがトムソン打抜です。一度型を作ってしまえば、次回も加工しやすいのが特長で、ゴムパッキンや自動車部品などの打抜に活用されています。

加工するゴム素材を回転させて、刃を当てていき成形していく加工法で、丸みやロール形状の加工に用いられます。高品質な加工を行うには、熟練の技術と多くの経験が必要となります。

機械だけでは作ることができない場合は、手加工で製作いたします。1個からでも製作することはもちろん可能で、昭和62年創業でこれまでのノウハウがある福山ゴム工業だからできる加工法です。

ライニング加工の一種である焼付加工は、ゴムと金属製品を接着させる加工方法で、金属製品の防食対策や耐摩耗性・耐薬品性などの向上につながります。お客様の問題に最適なゴム素材を選定し、熟練の技術で接着強度の高い焼付を行い、課題解決へと導きます。工業用ロールや遠心分離機、ソリッドタイヤなどに活用されています。
必要となる芯金は弊社にて調達が可能で、大きさやロット、複雑な形状などまずはお気軽にご相談下さい。お客様支給にも対応いたします。

形状加工などゴムの製造でお困りなら、昭和62年創業の福山ゴム工業におまかせください！自動車業界を中心に、材料選定から製造・加工、配送などワンストップでお客様の課題を解決してきました。

これまで培ってきた技術力やノウハウを活かし、まずはお客様の立場になって、ニーズを把握し、それに合った製品をご提供いたします。

こんな加工をしてほしい…そんなご要望がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

福山ゴム工業の兄弟会社には、プラスチック加工会社「福山ハイテック工業」があり、そちらが保有するマシニングセンタによるゴム加工も対応しています。

マシニングセンタではコンピューターによる正確な加工が可能ですので、樹脂加工やより精度の高い削りや穴あけ、ネジ山など細やかな加工を必要としている場合は、私たちにおまかせください。

工業用ゴム製品をお探しで、こんなお悩みはございませんか。

 

実物は持っているけど、図面がないため、同じ形状のゴムを製造できる業者を探している。

課題はあるけど、ゴムで解決できるのかわからない。説明など親身に行ってくれる業者を探している。

まだ試作段階なので、1個など小ロットでの製造を対応してくれる企業を探している。